「老健」と「特養」の違いのメモ

介護関連

どうも、めもざきです。

介護知識ゼロだった私が祖父の介護の件で色々学びましたのでメモします。

※あくまで私の経験した事と学んだ事ですので勘違いや間違っている事もあるかもしれません、その点ご注意下さい。

今回は「老健」と「特養」の違い等についてのメモです。

老健と特養の主な違い

<老健>
「介護老人保健施設」の略語。
在宅復帰を目指す為の介護、リハビリ施設。
入居期間制限アリ 原則3ヶ月

<特養>
「特別養護老人ホーム」の略語。
・日々の生活の世話(介護)をしてもらえる施設。
入居期間制限ナシ


<介護老人保健施設(老健)>

どんな施設?→在宅復帰を目指す為の介護、リハビリ施設。

入居条件→原則65歳以上、要介護1以上(要介護1~5、例外もあり)

入居できる期間→原則3ヶ月
原則3ヶ月ですが状況によりそれより長い期間入居できる場合もあり。
3ヶ月ごとに判定され、更新される。
入院した場合は退所扱いとなる(←実際経験しました)

その他留意点
持病があって薬が必要な方は、老健によって用意できる(取り扱っている)薬が違ったりするので、それにより入所できない(判定会議で落とされる)こともあるらしい。もちろん、持病、問題行動などでも入所を断られるし、入所していた場合は退所させられることもある。

老健について思った事

当然ながら結構お金がかかる。
我が家の場合は(従来型 多床室の利用)年金の範囲で、ギリギリ賄える状態です。

基本的な料金+なんちゃら加算(←オプションみたいなもの)が加算されるのでその金額も意外にかかる。

近年増えてきた新体系の’’ユニット型個室’’を備えた老健施設は、従来型の施設より利用金額が高くなっているので従来型の多床室を備えている古い施設に人気が集中してしまっているらしい。そりゃあ、そうなるわな。

実際の所、特養に空きが出ずなかなか入れないので、それまでのツナギとして老健を利用されている方が多い印象でした。

<特別養護老人ホーム(特養)>

どんな施設?→日々の生活の世話(介護)をしてもらえる施設。

入居条件→原則65歳以上、要介護3以上(要介護3~5、例外もあり)

入居できる期間→制限なし、原則終身利用可能。

特養については今のところ実際に利用したことが無いのでメモはありません。

メモ

・老健、特養の入所に関しては、申請した先着順ではなく家庭事情や介護度などを考慮した状況順が優先されるらしい。

・要介護度や介護保険の負担割合や負担段階などによって利用料金が変わる。

実際に老健を利用した感想

老健によって準備する物や、対応が違うと思います。

※あくまで私の経験による感想ですのでご注意下さい。

・服を準備するのが大変だった。
伸縮性があり動きやすく、脱ぎ着しやすく、オムツもする為、少し大きめのサイズの服やズボン。
前開きのマジックテープで着せやすい肌着とか、高齢者向けの服ってなかなか売ってないんですよね。高齢化社会で需要がありそうやのにどうなってんねん、、、
色んな店を回ってなんとか普段着5日分、パジャマは2日分用意できました。

せっかくパジャマ用意したのですが、毎回パジャマだけキレイな状態(持って行った時と全く同じたたみ方だった)で持ち帰り袋に入っているのでパジャマに着替えさせてもらっているかは謎です。全部普段着だけでも良かったような、、、
まあ、建前上必要なのかな。
使ってなさそうなのに毎回洗濯して持って行くのは何かもったいないです。
とても親身になって良くして頂いているので、余計な事を言ってめんどくさい家族やなと言う印象を与えたくないので聴けず聴かずにいます。

・持ち物全てに名前を書くのも大変だった。
服などはラベルがあるので書きやすいですが、靴下はラベルが無いし、黒っぽい靴下もあったので名前書き苦労しました。
黒の靴下の名前書きには、「布用おなまえマーカー」の白色、字のつぶれにくい細字タイプの物を重宝しました。
書くと言うよりは、点々・・・点々・・・と点で描いていく感じにすると生地も伸びないししっかりインクが生地に乗りました。
完全に乾く前に触ってしまうと字が滲んだりしてエライ事になるので注意。

・洗濯物は週に2回取りに行って、洗濯して持って行く。
洗濯に関しては介護施設や、家庭事情で違いがあると思います。
家で洗濯できない事情があれば、洗濯を頼むこともできるみたい。

・靴を準備するのに苦労しました
しばらく入院した病院から老健へ直接入所だったのでお店に出向いて実際に靴を合わせて確認する事が出来なかった。
普段祖父は、つっかけ(スリッパみたいなやつ)しか履かないので、靴を全然持っていなかったんですよね、、、
結局、老健で取り扱っている靴(のカタログから)を選んで、サイズ確認は施設の方にお任せして購入しました。

・今はコロナ禍で、オンライン面会しかできない。
(この記事を書いている2020年の冬の時点)
いつになったら実際に会えるかなぁ、、、正直つらい。


やっぱり、当事者になってみないと介護に関する色々な悩みや苦労はわからないですね。

ちょっと愚痴が多かったです、ごめんなさい。

ただでさえ忙しいのに、こんな大変な状況の中でも頑張っておられる介護施設の方には本当に感謝です。

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